2000年代前半までのラジオミールといえば、パネライにおける高級ラインという役割を担っていました。
通常販売されるモデルには、ゼニス製ムーブメントが搭載され、ケースもPGやWGでした。
そして、クロノグラフモデルとなると、レアな限定モデルしか存在せず、デッドストックムーブメントなどが搭載されるということもあり、希少で高価なモデルという印象がありました。
それが2005年になると、通常モデルにもクロノグラフが登場し、ラジオミールのクロノグラフという存在は、以前ほど雲の上感がなくなりました。
ただ、その際登場した通常ラインナップは、
パネライ時計コピークロノグラフといってもスプリットセコンドという“高そうな”クロノグラフが搭載。
「ラトラパンテ」と名付けられていますが、これは90年代に存在したブルガリのスプリットセコンドクロノグラフにも、採用されていたことがあります。
最近では、IWCやブライトリングなどでも「ラトラパンテ」という名称の採用がありますが、2005年当時の印象としては、より高級という印象が強かったように思います。
ブルガリのラトラパンテは、トゥールビヨンなどと同じ「特殊な高級キャラクター」という趣旨を感じられ、とても高価という印象がありました。同じイタリアのブランドであるパネライにも同様の「ラトラパンテ」という名称が採用され、さらに当時高級シリーズという印象が強かったラジオミールへの採用だったこともあり、かなりな高級モデルというキャラクターだったのではないでしょうか。
また、ラジオミールのクロノグラフは、限定モデル時代から「2つ目」の採用が基本となっており、とても格好良いと評判だったように思います。
スーパーコピー 時計パテックフィリップの5125でおなじみの、WEMPEも2つ目クロノグラフのラジオミール限定モデルを出しているため、やはり人気のデザインという印象になります。
そして、このラジオミールの「ラトラパンテ」PAM00214は、2007年をもって生産終了となっているため、比較的生産年の短いモデルでもあります。
そのためPAM00214は、今なお高い中古相場であるのかと思うところです。
しかし、実はこのモデル、2015年と比較して値下がり傾向であるのです。